【5分で始める - JSBSim XML Generator】シリーズ#
- 第1回: インストール編(この記事)
- 第2回: XML生成編 ← 次へ
この記事で学べること#
- Python環境の確認方法
- JSBSim XML Generatorのインストール手順(pip install)
- インストール後の動作確認方法
- よくあるトラブルと解決策
対象読者#
- JSBSim XML Generatorを初めて使う方
- とにかく動かして結果を見たい方
- 手順通りに進めたい初心者の方
JSBSimで飛行機のシミュレーションをしたいけれど、XMLファイルの複雑さに躊躇していませんか?JSBSim XML Generatorを使えば、Excelの簡単な入力だけで、本格的な航空機モデルXMLを自動生成できます。
この記事では、ツールのインストール手順を詳しく解説します。手順通りに進めれば、2-3分で完了します。
前提条件:Python環境の確認#
必要な環境#
始める前に、以下の環境を確認してください:
- Python: バージョン3.7以上(推奨: 3.10以上)
- OS: Windows, Mac, Linux すべて対応
- 必要な知識: コマンドライン操作の基本(
cd,ls等)
Pythonバージョンの確認#
ターミナル(Windows: コマンドプロンプトまたはPowerShell、Mac/Linux: ターミナル)で以下のコマンドを実行してください:
python --versionまたは
python3 --versionPython 3.7.0以上のバージョンが表示されればOKです。3.7未満の場合は、Pythonのアップデートをおすすめします。
参考: Python公式サイト - Pythonのインストールおよびバージョン確認方法
ステップ1: JSBSim XML Generatorのインストール#
それでは、ツールをインストールしましょう。pipコマンド1行で完了します。
1.1. インストールコマンドを実行#
ターミナルで以下のコマンドを実行してください:
pip install jsbsim-xml-generatorまたは(環境によって):
pip3 install jsbsim-xml-generatorインストールは約30秒で完了します。依存パッケージ(lxml, pandas, openpyxl等)も自動的にインストールされます。
ステップ2: インストール確認#
インストールが完了したら、以下のコマンドでバージョンを確認してください:
jsbsim-xml-generator --versionバージョン番号(例: 0.1.0)が表示されれば、インストール成功です。
よくあるトラブルと解決策#
問題1: command not found: jsbsim-xml-generator#
症状: コマンドを実行すると「command not found」と表示される
原因: pipインストール後、PATHが反映されていない
解決策:
# ターミナルを再起動する、または
python -m jsbsim_xml_generator --helppython -mを使えば、PATHを経由せず直接実行できます。
問題2: ModuleNotFoundError: No module named 'lxml'#
症状: コマンド実行時に依存パッケージのエラーが出る
原因: 依存パッケージが正しくインストールされていない
解決策:
pip install lxml pandas openpyxl依存パッケージを手動でインストールしてください。
次は実際にXML生成へ#
インストールが完了しましたか?おめでとうございます!
次回は、サンプル機体のExcelファイルを使って、実際にXMLを生成してみましょう。
たった1-2秒で数百行のXMLファイルが自動生成される様子を体験できます。
続きを読む#
インストールが完了したら、次は実際にXMLを生成してみましょう。
→ 【第2回】XML生成編 - Excel入力から機体モデル完成まで
関連記事リンク#
- なぜExcelから始めるべきか - ツールの価値を理解
- JSBSimとは? - JSBSimの全体像を理解
参照資料#
本記事の執筆にあたり、以下の資料を参照しました:
公式ドキュメント#
- Python公式サイト - Public Domain
- Pythonバージョン確認、インストール方法
オープンソースプロジェクト#
- JSBSim XML Generator - CC BY-NC-SA 4.0
- インストール手順、コマンドラインオプション
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