テーマ13:低軌道汎用実験システム技術
宇宙戦略基金第1期において、低軌道での多様な実験を可能にする汎用システム技術開発プロジェクトが採択されました。
採択プロジェクト情報
基本情報
– 実施機関:Space BD株式会社
– 研究代表者:山崎 秀司
– テーマID:13
– カテゴリ:探査等
技術開発課題名
「宇宙利用を加速する低軌道上細胞/結晶自動実験システムの開発」
技術開発課題の概要
本提案ではライフサイエンス系分野、特に細胞培養と結晶化実験における地球低軌道上での汎用実験システムを開発する。高額な費用、準備期間の長さ、宇宙特有の実験装置、限定的な実験手法、という現行の宇宙実験に対する課題を解決し、実験費用の低減、民間利用の促進、医療産業と宇宙産業における日本の競争力の強化という出口目標を達成する。この達成に向け、オペレーションの自動化、実用性のある多検体実験、地上品を用いたユーザー主体の宇宙実験遂行を開発成果目標とする。
自動化によるクルータイムの削減と品質の安定化は、ユーザーへの再現性の高い成果物とコスト削減に寄与する。また、多検体実験や地上標準品の活用は宇宙実験の実用性や取り組み易さを高め、ユーザー主体の実験系を確立することで宇宙利用を加速させることができる。以上により、国内の宇宙ライフサイエンス研究を活性化することで、日本の競争力強化に大きく貢献できる。
公募・採択スケジュール
| 公募開始 | 2024年7月26日 |
| 応募締切 | 2024年9月12日 |
| ヒアリング | 2024年11月1日 |
| 採択発表 | 2024年11月22日 |
関連資料
– 実施テーマ詳細(JAXA公式)
– 採択結果発表資料:JAXA宇宙戦略基金サイトにて公開

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