テーマ14:大気突入・空力減速に係る低コスト要素技術
宇宙戦略基金第1期において、低コストで実現可能な大気突入・空力減速技術開発プロジェクトが採択されました。
採択プロジェクト情報
基本情報
– 実施機関:次世代宇宙システム技術研究組合
– 研究代表者:秋田 大輔
– テーマID:14
– カテゴリ:探査等
技術開発課題名
「展開型エアロシェル技術の地球大気圏突入実証と火星着陸機への適用」
技術開発課題の概要
次世代の大気圏突入技術として期待されている展開型エアロシェル技術について、地球低軌道から荷物を帰還させられるレベルまで、大型エアロシェルの製造技術を⾼め、耐熱性能を向上させたエアロシェルを有する実験機を開発し、地球低軌道からの大気圏突入実証試験を実施する。この技術実証の成果により、観測ロケット実験での回収や地球低軌道からの帰還システムの実現を⽬指す。さらに、展開型エアロシェル技術の空気力を効率よく活⽤できる利点が活きる超⼩型⽕星着陸機への適⽤検討を進め、世界にも成功例がない超⼩型(20kg 級)の低コスト⽕星着陸機システムを開発する。超⼩型⽕星着陸機を実現するために必要な超⼩型・軽量・省電力の搭載機器群の開発、耐⽕星環境性を評価する地上試験環境の整備を⾏い、地上検証試験で、開発したシステムが⽕星での大気圏突入・着陸環境で成⽴することを確認し、⽕星表⾯への低コスト着陸機の開発を完了する。
公募・採択スケジュール
| 公募開始 | 2024年8月7日 |
| 応募締切 | 2024年9月30日 |
| ヒアリング | 2024年11月14日 |
| 採択発表 | 2025年1月10日 |
関連資料
– 実施テーマ詳細(JAXA公式)
– 採択結果発表資料:JAXA宇宙戦略基金サイトにて公開

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