テーマ15:月測位システム技術

テーマ15:月測位システム技術

宇宙戦略基金第1期において、月面での高精度測位を実現するシステム技術開発プロジェクトが採択されました。

採択プロジェクト情報

基本情報

実施機関:株式会社アークエッジ・スペース
研究代表者:渋川 季裕
テーマID:15
カテゴリ:探査等

技術開発課題名

「月測位システム実証衛星及び主要サブシステムの開発」

技術開発課題の概要

近年、月近傍や月表面における活動の構想や検討が活発に進められており、月測位インフラの整備は運用性の向上に不可欠である。米欧では国際的に協調し月測位インフラや規格を検討・構築するLunaNet構想が進められている。国内では、LunaNet構想に加わることを想定したLunar Navigation Satellite System (LNSS)という月測位システムに関する検討が行われてきた。月測位システムの実現のためには、月周回衛星の高精度な軌道時刻決定が必要であるが、GNSSからの漏れ電波を受信し、得られる観測量をもとにオンボードで実施することで地上局リソースや運用コストを抑えることができる。本技術開発課題では、この軌道時刻決定手法を実現するための航法システムや、高安定の時刻系システムなどの主要サブシステムの開発と統合を実施する。また、超小型衛星技術を利用して月測位システムの実証衛星を開発することで、開発費用の低減や開発期間の短縮を実現し、国際協調を見据えた効率的な実証を目指す。

公募・採択スケジュール

公募開始 | 2024年8月7日
応募締切 | 2024年9月30日
ヒアリング | 2024年10月29日
採択発表 | 2024年11月22日

関連資料

実施テーマ詳細(JAXA公式)
– 採択結果発表資料:JAXA宇宙戦略基金サイトにて公開

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