テーマ7:宇宙輸送システムの統合航法装置の開発
宇宙戦略基金第1期において、宇宙輸送システムの自律性向上を実現する統合航法装置開発プロジェクトが採択されました。
採択プロジェクト情報
基本情報
– 実施機関:三菱プレシジョン株式会社
– 研究代表者:浦山 淳
– テーマID:7
– カテゴリ:宇宙輸送
技術開発課題名
「小型・低コスト・高性能な統合航法装置および地上検証装置の開発」
技術開発課題の概要
様々なロケットに汎用的に搭載可能な小型・低コスト・高性能の統合航法装置と、様々な異常飛行ケースを地上で網羅的に模擬動作させて検証を行う共通基盤的な地上検証装置を開発する。
基幹ロケット飛行安全用航法センサの実績、民間小型ロケット用航法センサの開発と製造、観測ロケットによる自律飛行安全実証により得た技術をベースに以下の開発を実施する。
小型化:キーデバイスとなる GNSS 受信機、慣性計測装置、自律飛行安全計算機を内製化し、統合することにより小型化を実現 。
低コスト化:民生技術活用による低コスト化を実現 。
高性能化:測位衛星捕捉数の増加とマルチパス対策機能による位置精度向上、機体の異常飛行時を含めた高レートダイナミクス対応を実現 。
地上検証装置:飛行ダイナミクスを模擬する GNSS/IMU シミュレータと機体の状態を模擬する機体シミュレータを連動させ、異常飛行時を含めた網羅的なロケット動作 検証装置を構築 。
公募・採択スケジュール
| 公募開始 | 2024年7月19日 |
| 応募締切 | 2024年9月5日 |
| ヒアリング | 2024年10月28日 |
| 採択発表 | 2024年11月22日 |
関連資料
– 実施テーマ詳細(JAXA公式)
– 採択結果発表資料:JAXA宇宙戦略基金サイトにて公開

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