テーマ9:高出力レーザの宇宙適用による革新的衛星ライダー技術

テーマ9:高出力レーザの宇宙適用による革新的衛星ライダー技術

宇宙戦略基金第1期において、宇宙用高出力レーザを活用した革新的なライダー技術開発プロジェクトが採択されました。

採択プロジェクト情報

基本情報

実施機関:京都大学
研究代表者:野田 進
テーマID:9
カテゴリ:衛星等

技術開発課題名

「フォトニック結晶レーザと固体結晶融合による革新的衛星ライダー技術の開発」

技術開発課題の概要

衛星搭載型の高度計ライダーは、高精度な3次元地形情報の収集や森林物理量の高精度な計測を可能とするため、衛星観測の革新につながる技術として期待されている。しかし、既存の衛星搭載型高度計ライダーは、高度計測に必要な高強度レーザ光を生成するために、多段の増幅器と複雑な光学系を使用しており、光源部が非常に大型であるため、衛星内に複数の光源を搭載することによるイメージング計測を実現することは困難である。そこで、本提案においては、高輝度動作可能な半導体レーザ光源であるフォトニック結晶レーザ(PCSEL)と、大きなエネルギーを蓄積可能な固体結晶を集積化することで、従来と比較して体積 1/100 以下の超小型高強度短パルスレーザの実現を目指す。さらに、衛星搭載イメージング高度計ライダーの実現に向けて、上記の超小型高強度レーザのアレイ化技術およびビーム走査技術の開発を行うとともに、他の宇宙応用への適用(転用)可能性の検証を行う。

公募・採択スケジュール

公募開始 | 2024年7月19日
応募締切 | 2024年9月12日
ヒアリング | 2024年10月31日
採択発表 | 2024年11月29日

関連資料

実施テーマ詳細(JAXA公式)
– 採択結果発表資料:JAXA宇宙戦略基金サイトにて公開

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