テーマ1B:宇宙輸送機の革新的な軽量・高性能化及びコスト低減技術/宇宙用途に適用可能な精密部品を対象とした金属3D積層に係る装置開発及び基盤技術開発
宇宙戦略基金第1期において、宇宙機器の精密部品製造を革新する金属3D積層技術開発プロジェクトが採択されました。
採択プロジェクト情報
基本情報
– 実施機関:株式会社ニコン
– 研究代表者:長坂 博之
– テーマID:1B
– カテゴリ:宇宙輸送
– 親テーマ:テーマ1 – 宇宙輸送機の革新的な軽量・高性能化及びコスト低減技術
技術開発課題名
「将来ロケットへ搭載可能な大型精密部品への金属3D積層技術の確立」
技術開発課題の概要
本提案では、大型金属3D積層造形システムを導入し、造形時のインプロセスモニタリング・シミュレーション技術開発・実験検証を通して装置の特性を把握することにより、造形プロセスの高度化の実現を目指す。また、銅合金での造形に関して、造形時のインプロセスモニタリングや造形部品の分析を通してプロセスパラメータが造形品質に与える影響を把握し、粉末仕様・保管・造形パラメータ・再使用と言った銅合金のライフタイムプロセス確立を目指す。他国を凌駕する高度な技術開発が必須であること、さらに将来は幅広いアプリ―ションにも適用可能な高い波及効果を与えるために、国内企業、大学からなる研究体制とし、各機関が得意とする技術をリードしながら、我が国初の大型金属3D積層造形システム本体および本システムを活用した宇宙用途に適用可能な精密部品の低コスト化、リードタイム短縮等の世界市場を勝ち抜く造形技術を開発・実証することを目指す。
公募・採択スケジュール
| 公募開始 | 2024年7月5日 |
| 応募締切 | 2024年8月30日 |
| ヒアリング | 2024年9月30日 |
| 採択発表 | 2024年10月25日 |
関連資料
– 実施テーマ詳細(JAXA公式)
– 採択結果発表資料:JAXA宇宙戦略基金サイトにて公開

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